IT業界の結婚率

IT業界は、他の一般的なサラリーマンと比べれば給料も高く、転職もしやすく昇給も比較的望める職業ではあります。
しかし、残業が多めだったり仕事が激務だったりと給料が高い分労働量も多いとされています。さらに、IT業界ではその労働環境を言い表す7Kが存在し、その中に「結婚できない」というものも含まれています。

もちろん、IT業界で働く人全てが未婚なわけはありませんが、特に技術者の人たちは未婚率は高くなっているのが現状です。既婚率を年代別に見てみると、20代が9%、30代が48%、40代が68%となっています。
30代40代はともかく、20代が一桁なのには正直驚きますよね。男性が多い職場でありますから、職場での出会いがないということや、残業が多く遊びにもなかなか行けない、そういった気が起こらないということが理由にあげられています。

男性の初婚平均年齢は30歳くらいですから、20代で結婚する人が少ないというのは見逃してもいいものなのでしょうか。収入は多い職業ではあるので結婚をする前段階としては条件は揃っているような気もします。

また、最近ではIT業界の労働環境も改善方向に向かっており、子育て世代には時短制度も用意されて実際に使う人も増えてきているようです。
平日はなかなか子どもと触れ合う機会はないとは思いますが、こういった制度も主流化してくれば、仕事と家庭のバランスも取れてより仕事もはかどるのではないかと思います。

IT業界の中でも、別分野に転職する人が増えきています。将来へのキャリアチェンジも近年ではめずらしいことではなくなっているのでしょう。そのきっかけが結婚という人もいます。家族を養う責任を考えるからこそ、家庭と両立できる仕事や求人を探すエンジニアの数が増えてきているのでしょう。

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